メディカルハーブの資格の取り方

(2017年6月現在の情報)

メディカルハーブの資格と種類

メディカルハーブの安全性、有用性を正しく普及させるために、日本メディカルハーブ協会では資格の認定制度が設けられています。検定によって取得できる資格には「メディカルハーブコーディネーター」と「ハーブ&ライフコーディネーター」2種類あります。

メディカルハーブコーディネーター

メディカルハーブを楽しむために必要な知識を学び、美容や健康増進のための薬事関連法などを身に付けることができます。

ハーブ&ライフコーディネーター

ハーブ・スパイスに関心がありキッチンやベランダで育てられる身近なものの知識から、ハーブ・スパイスを活用した料理のレシピや育て方などを学ぶことができます。

メディカルハーブとは

ハーブは人の生活に役立つ植物の総称です。「薬草」や「香草」と邦訳され、料理をはじめとして日常生活のさまざまな分野で活用されています。その中で、ハーブに含まれている成分を健康維持のために使おうとする分野で、薬用植物そのものを示す場合もあります。

近代医学以外の主な療法の共通点としては、健康管理や病気の予防、治療を行うときに、人の体にもともと備わっている自然治癒力を利用することとされています。「自然療法(ナチュロバシー)」と呼び、メディカルハーブもその分野にあたります。
植物と人の関わりは古代人の時代から連綿と続いていますから、最も歴史がある自然療法と言われています。

自然治癒力

自然療法では、健康なときの人の体は全体的に一定のバランスがとれた状態になっていて、そのバランスが崩れようとしたときには、元の調和した状態に戻す力が働くと考えます。これが自然治癒力です。

たとえば、風邪などで高熱が出た場合、近代医学では抗生剤と解熱剤を使うのに対して、自然療法では体を温めて汗をかかせようとします。自然治癒力に絶大の信頼を寄るのが自然療法なのです。

メディカルハーブと近代医学

メディカルハーブと近代医学との違いは、近代医学の薬が単一成分なのに対して、メディカルハーブには非常に多くの成分が含まれています。これは、作用が穏やかで、一点集中ではなく全身に作用することにつながります。多くの成分がバランスよく働くからです。

資格取得の流れ

メディカルハーブコーディネーター

メディカルハーブ検定を受ける

合格後、日本メディカルハーブ協会へ入会(非会員の方のみ)

メディカルハーブコーディネーター研修プログラムの受講

メディカルハーブコーディネーター認定

ハーブ&ライフコーディネーター

ハーブ&ライフ検定を受ける

合格後、日本メディカルハーブ協会へ入会(非会員の方のみ)

ハーブ&ライフコーディネーター認定

各種資格の詳細

メディカルハーブコーディネーター

メディカルハーブを楽しみ、快適な生活と健康増進のために役立つ知識を自分や家族のために活用するだけでなく、アロマショップやエステサロン、介護施設やボランティア活動など、ハーブを仕事で活かすうえで押さえておきたい基礎知識や薬事関連法などを身につけることができる資格です。
上位資格にはハーバルセラピストやハーバルプラクティショナー、ホリスティックハーバルプラクティショナーなどがある。

<メディカルハーブコーディネーターの概要(2017年6月現在)>
受験資格どなたでも受験できます
受験料6,480円(一般)4,536円(学生割引)
受験形式マークシート方式(60問)
日程3月と8月の年2回
会場札幌、仙台、東京、横浜、金沢、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄
出題範囲協会監修「メディカルハーブ検定テキスト」(改訂版)からの出題
ハーブ&ライフコーディネーター

ハーブ&ライフコーディネーターは、ハーバルライフを楽しむために、育てたり、生活に活用するための知識を学び、広めることができるエキスパートです。
特に56種類のハーブ、スパイス、日本のハーブを幅広く学ぶことにより、ハーブやスパイスを料理や生活に取り入れ、さらに豊かなハーバルライフを送ることができます。
ご自身だけでなく、ご家族や友人のライフスタイルをアドバイスしたり、ハーブショップやサロンなどで活用いただけます。

<ハーブ&ライフコーディネーターの概要(2017年6月現在)>
受験資格どなたでも受験できます
受験料6,480円(一般)4,536円(学生割引)
受験形式マークシート方式(50問)
日程3月と8月の年2回
会場札幌、仙台、東京、横浜、金沢、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄
出題範囲協会監修「ハーブ&ライフ検定テキスト」からの出題

日本メディカルハーブ協会JAMHAについて

日本では1970年代から欧米の生活文化としてハーブが紹介され、ハーブ料理やハーブ栽培などの分野で急速に普及しました。
その一方で、医療や健康づくりの分野での活用については取り組みが遅れ、情報も不足していて、公的団体も存在しませんでした。
そこで、1999年に医療従事者や学識経験者、業界関係者などが集い、日本メディカルハーブ協会の前身であるメディカルバーブ広報センターを設立しました。2006年には特定非営利活動法人として法人格を取得し、日本メディカルハーブ協会と名称を変更しました。
メディカルハーブに関する正しい情報の提供と、健全な普及を行っています。

1.調査および研究活動
2.安全性、有用性に関する正しい情報の発信
3.専門家を育成するための教育活動
4.ハーブ療法に関する資格の認定
 ハーバルセラピスト、シニアハーバルセラピスト
 ハーバルプラクティショナー、ホリスティックハーバルプラクティショナー
5.検定試験実施および検定資格の認定
 ハーブ&ライフコーディネーター、メディカルハーブコーディネーター
6.セミナー、シンポジウム等の開催による啓発活動
7.国内外の関連団体との交流

JAMHA日本メディカルハーブ協会の公式サイト

https://www.medicalherb.or.jp/index.php