雑穀アドバイザー資格の取り方

(2017年7月現在の情報)

雑穀アドバイザー資格と種類

雑穀アドバイザーは、日本人にとって食の原点である雑穀について深く理解し、その知識とスキルを、雑穀を使った商品開発、メニュー・レシピ開発、企画、販売、教育等に生かし、食品を取り扱う企業や農業、料理、教育等、様々な分野で活躍することがきるプロフェッショナルな人材を育成することを目的とした認定資格です。

近年、健康に対する関心の高まりと相まって、高い栄養価や機能性に富んだ雑穀の認知度はここ数年大きく向上し、実際に90%以上の方が雑穀を食べた経験があるようです。第一回雑穀エキスパート講座が開催された2005年当時と比較しても、食や農業に対する問題と共に、雑穀をとりまく状況も大きく異なってきています。

しかし、毎日とはいかなくても、普段から雑穀を食する人は、認知度ほど多くないのが現状です。雑穀は種類が豊富で、栄養価や機能性はもちろん、食材としての特徴も様々です。それらの特徴を本当に生かした食品や料理はまだ少なく、食品素材として十分に生かされていないこともその原因のひとつと考えています。

この雑穀アドバイザー資格講座を通じて、知識に裏づけされた自信とスキルをもって、それぞれの立場で活躍することができる人材の育成が目的とされています。

資格制度は、「雑穀エキスパート」 「雑穀アドバイザー」から構成されており、受講者の目的に応じて、必要な知識やスキルを習得することができます。

資格取得の流れ

雑穀エキスパート

規定講座を受講後、認定試験を受ける

雑穀アドバイザー

規定講座(1次、2次それぞれ2日間)を受講後、別日に行われる認定試験を受ける

各種講座の詳細

雑穀エキスパート

日本雑穀協会の趣旨に賛同し、雑穀に関する幅広い知識を習得し、食品を取り扱う企業における商品開発や商品企画、営業活動、企画販売、また調理などに得られた知識を活用したい方を対象とした資格。

受講資格:食品を取り扱う企業における商品開発や商品企画、営業活動、企画販売、また調理などに得られた知識を活用したい方
必要な費用(受講申込時):72,360円(受講料、教材費、試験料含む)※2017年7月現在
必要な費用(資格認定時):15,400円(資格認定料、個人会員年会費2年分)※2017年7月現在
受講日程:日本雑穀協会ホームページで発表
取得できる肩書:雑穀エキスパート

雑穀アドバイザー

雑穀エキスパート認定者であり、より専門的で幅広い知識やスキルを身につけ、実際に雑穀の普及・啓発活動に生かしたい方を対象とした資格。

受講資格:雑穀エキスパート認定を受けられ、食品を取り扱う企業における商品開発や商品企画、営業活動、企画販売、また調理などに得られた知識を活用したい方
必要な費用(受講申込時):156,600円(1次講座及び2次講座の受講料、教材費、試験料含む)※2017年7月現在
必要な費用(資格認定時):32,400円(認定証一式)※2017年7月現在
受講日程:日本雑穀協会ホームページで発表
取得できる肩書:雑穀アドバイザー

日本雑穀協会について

日本雑穀協会は、2004年に設立された雑穀の生産・加工・流通関係者等で構成された協会です。
雑穀の普及・啓発等の活動を行うことで、日本国民の食生活環境の向上による健康増進や食文化の育成、また、食料自給率の向上など、日本農業の発展を目的とし設立されました。事業内容は下記のとおりです。

1、雑穀の普及・啓発
機関紙、図書の刊行、講演会、講習会、見学会等イベントの開催

2、雑穀の機能性等に関する研究
雑穀の機能性の研究、各品種の保存、改良、育種、その他雑穀に関する調査、情報収集、提供

3、雑穀に関する料理、加工品の開発

4、雑穀市場の健全な育成
トレーサビリティ、認証制度の確立等、消費者が安心して購入できる基準作り等

5、雑穀生産農家の育成及び生産支援
生産農家等への指導、情報提供、アドバイス等

6、雑穀の生産・加工・流通関係者との調整、協力、連携
生産者と加工・流通関係者のコーディネイト等

7、雑穀に関する資格制度の運営
雑穀に関する資格制度の研究、制定、運営、資格取得に関するセミナーの開催等

8、雑穀及び雑穀に関する書籍・加工品等の販売

9、その他本協会の目的を達成するために必要な事業活動及び関係団体・個人との連携食、農業、健康、環境などに関心のある法人・団体・個人との連携

日本雑穀協会サイト

http://www.zakkoku.jp/